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政界は女性上位社会の到来

政界は女性上位社会の到来

​小池ゆりこ東京都知事誕生、英国はテリーザ・メイ首相、米国はヒラリー・クリントン?

 
▼東京都知事選は小池ゆりこ氏の圧勝で決着した。自民・公明相乗りの増田寛也氏に120万票近く、民進・共産など野党連合の推す鳥越俊太郎氏にはダブルスコア以上の大差をつけての勝利である。選挙に男だから女だからはあるまいが、今回の都知事選に限って言えば、男どもの不甲斐なさが目立った。同時に、政界の組織が疲労骨折しているのではないかと思わせるシーンが随所にみられた。組織が疲労骨折ぶりを発揮して、無党派の小池氏に「塩を送った」ともいえる。自民党は選挙期間中に党が推薦していない候補者を応援した場合、「除名などの処分対象になる。親族も同じ」なる文書をだした。「おい、おい、こんな前時代的な文書をだすのかよ~」。組織選挙である以上、組織の引き締めは当然としても、この文書では「自民党ってひどい!」となるのは当然だろう。知名度の低さを挽回するなら政策で訴えるのが常道だろう。これでは、知事になっても「自民党の言いなりか~」では投票してくれまい。
野党連合もすったもんだの挙句、究極の後出しで鳥越氏を担いだが、最初から最後までピンボケ。はては、週刊誌に過去のセクハラ疑惑まで持ち出されてアウト。なにせ対応が「事実無根」「選挙妨害」「告訴する」だけで、日ごろ「説明責任を」と言ってきたジャーナリストが、この対応では「この人なあ~に」となる。結局、最後までビリで走っただけ。
​最後が石原新太郎氏による「厚化粧」発言。「天才」のタイトルで田中角栄を論じた単行本がベストセラーになり、都知事としても多くの業績を残した氏としては、天衣無縫とはいえ、これは最終の「小池応援演語録」だろう(ひょっとして意図的にか?)。
 
▼政界トップの女性で最近注目を浴びたのは英国のテリーザ・メイ氏である。ここでも男の肝っ玉の据わらなさが、女性首相を誕生させた背景にある。英国のEU離脱を扇動しながら、自らは離脱交渉から逃げた輩に代わって”氷の女”といわれるメイ女子が毅然としてトップの座についた。ドイツではメルケル女子が首相として国内ならびにEUを牽引する。米国ではヒラリー・クリント女子が民主党の大統領候補となって、民主党のちょっと毛色の変わったトランプ候補と争っている。これまでは「男社会」と言われてきたが、こと政界では「女上位」とまでは言わないが、平等の時代が到来したのかもしれない。
 

 

  2016/08/01  飯田 善則
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