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オンライン講義体験談

オンライン講義体験談

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▼オンライン講座を経験してみた。コロ閉鎖、オンライン授業が当たり前になったようである。せっかく大学に入学したと思ったら、学校には来るな、授業はオンラインで行うというのはどんな気分なのか? とりわけ地方から出てきて、学校からはオンライン授業、実家にはコロナを持ち越す恐れがあるから帰ってくるな、ではたまったものではあるまい。対面授業もそろそろと再開されるようなので、ようやく本来の学生ライフに戻れそうで喜ばしいことではある。

▼遅ればせながら、オンライン授業というのがどのようなものなのか、言うよりは経験が一番ということで、講座に申し込んだ。タイトルは「江戸・東京の歴史と記録資料について」、講座時間は2時間、ZOOZによるオンライン講座である。ZOOMを利用したことなどもちろんない(爺だね~WWW)、当日はメールで送られてきたURLをクリックするとZOOMの画面が立ち上がり、ミーティングIDとパスコードを打ち込めば、あとは音声チェックをして講座が始まるのを待つだけ。その間に、受講者が何人かカウンターが知らせてくれる。

▼2時間ももつのかと思いきや、眠くもならずに最後まで聞き終えた。2時間の対面講座だと必ず眠くなるなる。オンライン講座で眠くならなかったのは新しいツールに刺激を受けたためかもしれない。ZOOMの機能には「退出」ボタンもある。学生たちはパスコードで管理されているだろうから、飽きたらコンピュータの前から離れればいいのかもしれない。私の場合は、たかだか1講座、2時間だからもったが、学生の場合はカリキュラムに従って1日中だろうから、精神的には相当まいるのではないかと、心配してしまう。地方から出てきて友人も作れずにオンライン授業では、休学・退学の増加もムベなるかなである。

▼感想を言えば、自分で選んだ講座を適度に選択する分には、オンラインも有効だが、これを半強制的にやっていたら精神的には厳しい状況に置かれるのではないか、と思う。

  2020/10/09  飯田 善則
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