雪となると、つい「白と赤」に思いがいく。白は言うまでもなく雪の白であり、赤とは血を流した事件のことである。
元禄15年(1702年)12月14日、赤穂浪士47人の本所松坂町の吉良上野介邸への討ち入り、安政7年(1860年)3月3日、安政の大獄で強権を発動した老中首座・井伊直弼が桜田門外で水戸浪士らにより暗殺された事件、昭和11年(1936年)、皇道派の青年将校らによる総理大臣官邸など政府要人を襲い高橋是清蔵相、斉藤実内大臣らを殺害、鈴木貫太郎侍従長らを負傷させた「2.26事件」である。いずれも、雪が絡む日に起きた事件で、切なさのカラム雪のせいか、映画、ドラマでたびたび映像化される。
今日の東京の雪は、そのような事件の予兆もなく、単に雪に慣れていない首都圏の交通が大混乱(私も講座を欠席せざるを得なくなった)したというだけだが、何かのきっかけで歴史を振り返ることも、必要だろうと思う今日この頃である。


